英語力を測る試験として日本で最も一般的な試験の一つがTOEICです。
TOEICでは、990点満点で受験者の英語力を測定します。
そして、日本で英語上級者の目安の一つと言われているのが TOEIC800点です。
楽天では新卒入社の社員にTOEIC800点の取得が求められるなど、就職活動の中でも一つの基準のスコアになっています。
そんなTOEIC800点ですが、実際にどれくらいすごいのでしょうか?
また、どの大学のレベルなのでしょうか。ピンとこない方も多いと思います。
そこで、TOEIC910点の筆者が、TOEIC800点の凄さ、大学受験における目安などを詳しく書いていきます。
TOEIC800点のすごさ
TOEIC全受験者の平均点がおよそ600点程度です。それよりも200点高いですから、800点はかなり難易度が高いことになります。
また、英語をしっかり学習されている方は比較的何回も受ける傾向にあり、逆に就活や大学院入試などのタイミングで受ける人は1、2回で終わってしまいます。
つまり、点数が高い人の方がたくさん受ける傾向にあるため、平均点が高くなりやすいです。
筆者も5回受けています。
つまり、600点でもある程度難しいレベルであると言えます。
そちらを考慮しても、800点はかなり高い点数であると言えます。
TOEIC800点は上位⚪︎⚪︎%
TOEICの公式サイトの統計を見ると、だいたいTOEIC800点は上位15%です。
当然、TOEICをほとんど受けない人の方が世間では多いでしょうから、世の中では上位5%もしくはそれ以上には入るでしょう。
それを考えても。TOEIC800点を取るのは非常に難しいと言えます。
TOEIC800点レベルの大学はどこ?
東京大学大学院生の平均が800点です。
日本のトップ研究者を目指す方々の平均点なので、相当レベルが高いのがよくわかります。
ちなみに、学部生で言えば東京大学の学部生の平均が690点程度で、文科三類に絞れば750点程度になります。
つまり、TOEIC800点は東京大学の学生の平均点よりは上です。
また、国際基督教大学(ICU)の平均が870点程度です。
非常に留学などが多く、英語学習に力を入れているの大学です。英語に特化した大学なので、非常に平均点が高いです。
結論としては、TOEIC800点は日本の大学なら東大を含めてほとんど全ての大学より上の水準であると言えます。
TOEIC800点は英検だとどれくらい??
目安としては、TOEIC800点は英検準1級レベルです。
ただ、そもそも試験の目的や形式が違うので、安易に比較することはできないでしょう。
TOEICビジネス英語に特化しています。広く英語の能力を問われる英検とは安易に比較できません。
使われる単語もTOEICはそれほど難しくありません。ビジネス範囲に絞られている分、覚えなければいけない単語量も英検よりは少なくなる傾向にあります。
実際には英検準1級の方が高い英語力が保障されていると言えます。
まとめ
今回はTOEIC800点の凄さや大学レベルについて書きました。
TOEIC800点は難しいので、目指す方はしっかりと対策をしてくださいね。