WordPressでテーマのカスタマイズを行っていると、テーマディレクトリまでのURLを取得するのにget_template_directory_uri()関数を使用します。
しかし、この関数を子テーマを使用するとうまく効きません。
今回は子テーマでget_template_directory_uriのようにテーマディレクトリまでのURLを取得する方法をご紹介します。
原因
get_template_directory_uri()関数は「親テーマ」のディレクトリを返す
get_template_directory_uri()関数は親テーマのディレクトリを返すため、子テーマのカスタマイズで子テーマ内のファイルを参照するとうまく効きません。
例えば、WordPressテーマのCocoonの子テーマでget_template_directory()をechoしてみます。
<?php echo get_template_directory()?>
この結果は以下のように出力されます。

cocoon-masterが親テーマフォルダですので、親テーマのディレクトリがget_template_directory_uri()で出力されていることがわかりました。
get_template_directory_uriが効かないときの対処法
get_stylesheet_directory_uri()を使用する
get_stylesheet_directory_uri()関数は名前の通り「スタイルシートのURLを返す」関数ですが、
「子テーマが使用されている場合は、子テーマのルートディレクトリを返す」という仕様があります。
この関数を使用することで、子テーマ内のファイルを適切に使用することができます。
まとめ
WordPressの子テーマでルートディレクトリを出力するにはget_stylesheet_directory_uri()を使えば実現できます。
get_template_directory_uriとの使い分けに注意して、お好みのカスタマイズを実現してくださいね。