TOEICを受験する上で多くの方を悩ませるのが「時間が足りない」という問題です。
TOEICのリーディングは75分で100問を解かなければいけないため、かなり時間がシビアな試験です。
しかし、普段の問題演習や本番でポイントを意識していれば、時間内に問題が解ける可能性が高まります。
そこで、TOEIC910点の筆者が、TOEICのリーディングにおける早く解くためのコツやポイントを詳しく解説していきます。
前提条件:ベースの英語力が大切
TOEICを時間内に解き終わるためには、ベースの英語力がある程度必要です。
どんなにコツやポイントを押さえて早く解こうとしても、知らない単語や表現がたくさんある場合はどうしようもありません。
TOEICは英語力を図る試験ですので、英語力を上げることが全ての基本であることは押さえておきましょう。
文法・単語問題を素早く解く
TOEICのPART5,6は単語や文法の問題です。
ここに多くの時間をかけているようでは時間内に解き終わることは不可能です。
そんな単語・文法問題を解く上でのコツやポイントを紹介します。
基本的な文法はマスター
TOEICの文法、単語問題は品詞だけで解ける問題があります。
前置詞の後には名詞がくるなどといった文法の基礎を理解していれば瞬殺できる問題があるため、それらはしっかりと学習して慣れておきましょう。
単語力を身につける
「単語力」と聞くと「たくさん単語を知っている」という意味に聞こえますが、必ずしもそうではありません。「知っている単語は意味を瞬時に思い出せる」のも単語力です。
その単語を知っていても、思い出すのに5秒かかるのと、1秒で思い出せるのは全く違います。
「すぐ意味がわかる」単語を増やすことが大切です。
文章問題を素早く解く
TOEICのPART7は文章問題で、一番大変なPARTです。体力的にも疲れている頃でしょうから、余計に大変に感じてしまいます。
ですが、ゆっくり解く暇はあまりありません。
前半の問題は全部読む必要はない
TOEICの特にPART7の前半の問題は、問題の該当箇所さえ分かれば全部読まなくても解ける問題がほとんどです。
ざっくりと目を通して該当箇所だけを拾っていけばほぼ正解できます。
PART7の前半で時間を稼ぐことが大事なので、ここをいかに早く乗り切れるかが大切です。
後半の問題は「素早く読みすぎない」
後半になると、TOEICの問題は文章が2、3つになり、やや複雑になってきます。
「素早く読む」ことは大切なのですが、「素早く読みすぎない」ことも大切です。
時間が厳しいので、焦る気持ちはわかりますが、「素早く読みすぎる」とかえって内容が頭に入っていなかったり、重要な部分を見逃してしまう恐れがあります。
そうなると、もう一回読んだり、どこに必要な情報があるのかわからなくなって、タイムロスが発生して今います。
そのため、「素早く読む」よりは、「できる限り1回しか読まずに問題を解く」方がかえって早いのです。
そうは言ってもゆっくり読めないよ?
ゆっくりは読めないので、ある程度の読む速さは必要です。
目安としては、公式問題集についている音声の読み上げるスピードと同じくらいのペースで読めれば最高です。
まとめ
今回はTOEICで時間内に解き終わるためのリーディングを早く解くコツやポイントをいくつか紹介しました。
意識を少し変えるだけで数分早く解けるようになったりするので、是非試してみてください。