アニメ「とある科学の超電磁砲」の英語吹き替え版から英語を学ぶ記事です。
アニメのセリフから、英単語やフレーズなどを勉強していきましょう!
婚后「この分だとレベル5に到達するのは私の方が先かしら?」(4分52秒ごろ〜)
単語&フレーズ
at the rate | この調子だと |
pretty | とても 非常に |
obvious | 明らか |
reach | 到達する |
解説
婚后のセリフを紹介するのは初めてですね。
at the rate は「この調子だと」という意味ですね。一般的には”at this rate“や “at that rate“という表現が多いです。
この場合は後ろでyou’re going と説明しており、「この調子で行くと」という意味をより明確にしていますね。
it’s pretty obvious と表現しているので、〜はとても明らかだと言っています。
日本語では「〜かしら?」と言っていますが、英語では思いっきり断言していますね。
婚后の自信満々の態度を反映するためにあえてこういった訳をつけたわけですね。
before you do の doはreachのことですね。
That’d be exciting. 「楽しみだ」は日本語にはない文ですが、婚后の性格を考えて入れた文ですね。
この文全体を直訳すると、
「このまま行くと、あなたより先にレベル5に到達するのは明らかですね、楽しみですわ!」(婚后風に)といった感じですね。
なんか英語版の方が性格悪くなってません?笑
※婚后はもちろんいい子です。
黒子「相変わらず人の話を聞きやがりませんの」(5分10秒ごろ〜)
単語&フレーズ
develop | 発達させる |
but | ~を除いて |
own | 自身の |
解説
婚后が喋り続ける中での黒子のセリフ。
日本語だけ見ると She never listen to others. くらいで訳せるのですが、これはより凝った訳になっていますね。
her ownは her voiceのことですね。
but ~で「〜を除いて」という意味になります。
つまり、anybody’s voice but her ownで「自分の声以外の人の声」つまり「他人の声」という意味ですね。
文全体を直訳すると、「彼女は自身以外の声を聞く能力を発達させていない」となります。
黒子が婚后をディスっているニュアンスをめちゃくちゃ表現しています。
「聞きやがりませんの」という表現を再現しようとしていますね。
佐天「クラスメイトに敬語とは、相変わらず他人行儀だね」(7分40秒ごろ〜)
単語&フレーズ
There is no need to~ | ~する必要はない |
bashful | 控えめな 内気の |
解説
初春にいつもの絡みをしたあとのセリフ。
「敬語」という英語にはない概念を訳すというかなり難易度の高い翻訳です。
こういう時は「敬語」を直接的に訳すよりも、文全体のニュアンスを訳していく方が自然ですね。
We’re classmates aren’t we? で「私たちはクラスメイトでしょ?」と言っています。
There’s no need to V で「〜する必要はない」という意味ですね。
ちなみにこの表現、友達間でも上司相手などでも使える便利な表現です。英会話には必須の表現ですね。
bashful は「恥ずかしがり屋の」「内気の」という意味です。これより前のシーンでも出てきます。
全体を直訳すると「私たちクラスメイトでしょ?そんなに内気になる必要ないじゃん」といった意味です。
他人行儀な初春に対して「もっとフランクに行こうよ」と言いたいということを踏まえて訳しているわけですね。
まとめ
「とある科学の超電磁砲」の1話の冒頭5分~8分ほどに出てくる英語表現を紹介しました。
性格まで反映した訳などがあって非常に興味深かったですね。単純に訳すのではなく、日本語の機微まで伝えようとする姿勢は感銘します。
この記事をぜひ英語学習に役立ててください!!
繰り返しになりますが、「とある科学の超電磁砲」の英語版はNetflixで見られるので、もし良ければご覧くださいね。
At the rate you’re going, it’s pretty obvious I’ll reach level five before you do. That’d be exciting.