ITの入門資格として人気が増してきているITパスポート。立派な国家資格なので、学生さんなどにもおすすめの資格です。
ただ、いまいち難易度や勉強時間がどれくらい必要なのかがわかりにくい試験です。
そこで文系出身ながら、ITパスポート→基本情報技術者→応用情報技術者と合格した筆者が難易度や勉強時間について詳しく解説します。
「ITパスポート試験」とは
ITパスポート試験は、IT(情報技術)に関する基本的な知識を評価するための資格試験です。
IT技術の基本的な知識と、ビジネス関連の知識が総合的に出題されます。
テストは全てCBT形式(パソコンで受験する形式)で、全て選択問題です。
毎月受験できるため、気が向いたときに受験できるのが利点です。
ITパスポート試験の難易度は?
ITパスポート試験の合格率は50%程度です。
50%というと「2人に1人しか受からない」というイメージになってしまいますが、ITパスポートは「毎月」受けられる上に、会場へ行ってパソコンで受験する比較的簡易的な試験です。
そのため、そんなに勉強しなくてもお試しで受ける方が結構います。
それらを踏まえると、実際にしっかり勉強して受ければ7割以上は合格する試験であると言えます。
もちろん、勉強せずに受かることは難しいですが、ある程度時間をとって勉強すればほぼ合格できる試験でしょう。
問題も比較的簡単
ITパスポート試験では全ての問題が選択肢を選ぶ問題です。
しかも、いじわるな選択肢はほとんどなく、多少うろ覚えでも正解できるような問題が多いです。
ある程度覚えてしまえば受かる試験という意味では、当日、問題運がなくて落ちるようなこともないでしょう。
ITパスポート試験の勉強時間は?
一般的には150時間程度の勉強が必要とされています。
しかし、筆者の感覚的には1、2ヶ月で集中してやれば50〜70時間程度で十分合格できます。
もちろん、人によって必要な勉強時間は違います。
ITパスポート試験合格に必要な勉強時間を減らせる場合があるので、説明していきます。
こんな人は有利①: 経済・経営学の知識がある人
経済学や経営学の知識があると、やや有利です。
ITパスポートにはビジネス関連の知識が出るので、やや勉強時間が短縮できます。
こんな人は有利②: パソコンでいろいろな作業をする人
パソコンでいろいろな作業をしている人は、ある程度勉強内容がイメージしやすい部分があります。
ITパスポートの教材は?
『いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集』がとてもおすすめです。
丁寧な解説に加え、内容も試験内容をしっかりカバーしています。
筆者も使っていた教材です。とても分かりやすいので、迷っている方はこの教材を使ってみてください。
まとめ
ITパスポート試験は、比較的受かりやすく、ITの基礎を身につける上でとても有益な資格となっています。
勉強時間もそこまで必要ではないので、コスパはとても良いと思います。
是非、興味があれば目指してみてください。