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ITパスポート試験がゴミ資格で意味ない!?理由と本当のメリットを解説

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ITパスポート

ITパスポート試験は、ITの最低限の知識を問う国家資格です。
情報化社会の進歩を受けて、非IT系や文系でもITパスポートの取得を求められることが増えています

例えば家具を扱うニトリは、ITパスポートの習得を全社員に義務付けました。

しかし、そのような流れがある一方で、ITパスポート試験に関しては「意味ない」や「ゴミ資格」と言われることも珍しくありません。

合格者の筆者が、ITパスポートが「意味ない」「ゴミ資格」と言われてしまう理由や合格するメリットなどを解説していきます。

筆者はITパスポートに加え、基本情報技術者や応用情報技術者にも合格しています。

ITパスポート試験とは

ITパスポート試験とはITの最低限の知識を問う、情報処理機構(IPA)が実施する国家資格です。
ITパスポートは毎月試験が行われ、任意の日に試験を受けることができます。

試験は会場でPCを使って受けるいわゆるCBT方式で、全て選択問題です。
1000点満点で、600点以上取れば合格になります。
試験時間は120分で、小問が100問あります。

出題範囲

出題範囲としては、IT分野ビジネス分野マネジメント分野の3分野です。

IT分野は、コンピュータインターネットセキュリティなどについての基本的な知識が問われます。

ビジネス分野では、マーケティング経営戦略会計など、ビジネスに関わる上では知っておきたい基本的な用語や理論が問われます

マネジメント分野では、実際にITの開発現場での過程、どういったことを考えて開発を行わせるかといったことを問われます。

ITパスポート試験が「意味ない」「ゴミ」の理由

ITパスポート試験について説明してきました。ITの最低限の知識を得るのに有用な試験のように見えます。しかし、ITパスポート試験が「意味ない」「ゴミ資格」と言われてしまう理由を紹介します。

①難易度が高くない

ITパスポート試験は難易度が高くないため、「本当に取る必要があるのか」と思う方がいます。
実際に、合格率50%くらいです。

IT系の人はあまり受けないので、受ける人は文系や非IT系の人が多いです。
それらを考慮すると、簡単な国家資格であると言えます。

1ヶ月から2ヶ月集中すれば合格できてしまうため、「やる意味がないのでは」と思う方が多いのです。

②内容が薄い(と思われている)

内容が薄い」ということは実際にはないのですが、「簡単=内容が薄い」と思っている方がいます。
実際、詳しいことはあまりやらず、IT系の人であれば勉強するまでもないような内容が多いです。

ただ、あまりITの勉強をしたことがない、普段スマホやパソコンでサイトを見たり、簡単な文章を作ったりするだけのような人は基礎知識を学ぶ機会がありません。そういった方にとっては非常に重要な内容が含まれています。

③IT以外の出題も多い

ITパスポート試験ではビジネス分野やマネジメント分野での出題も多いです。
そのため、「IT以外の知識も要求される」ということがあります。
「ITの資格なのに、IT以外の出題も多いのはおかしい」と考える人が指摘する内容です。

ITパスポートに合格する意味

①ITの基礎知識が学べる

これは当然なのですが、ITパスポート試験の勉強をすることでITの基礎知識が学べます。

この時代、ITの基礎知識はもはや必要不可欠になっています。

ITパスポートは「全員が知っておくべき」内容がほとんどなので、最低限の知識を得るために有効です。

②セキュリティ対策になる

ITパスポート試験で「暗号化」などのセキュリティ対策や「ウイルスの種類」などを学ぶことができます。知っているだけで、暗号化されていないサイトの閲覧を気をつけたり、ウイルスに気をつけたりできます。

セキュリティ対策は、「個人」がすごく大切です。専門的な技術者がいくら頑張っても、セキュリティ意識の低い個人がうっかりダメなメールを開いたり、情報を入力してしまったりすることですべてダメになってしまうことが多々あります。

IT技術者でなくとも、最低限のセキュリティの知識、ひいてはITの知識を身につける必要があります。

③IT開発の現場の動きを知れる

ITのシステム開発がどのようになされているのかどういった工程を踏んでいるのかを知ることができます。

特に、文系の経営者は知っておくべき内容です。

システム開発・現場の流れがわかっていない文系の経営者が無理な指示を出して会社がダメになるのは結構よくある話です。

会社を守るためにも、最低限のITの現場のことは知っておく必要があります。

④ビジネス分野の知識も大事

前提として、ITはビジネスの手段です。ビジネスの知識も知っておかなければなりません。

「なぜこの機能が必要なのか」「このシステムは企業の中でどういった意味を持つか」などを考える上でビジネスの知識が必要です。

ITパスポートは基礎的な話しか出ないので、知っておいて損はないです。

⑤履歴書に書ける

ITパスポートは国家資格なので履歴書に書けます

「簡単だから意味ない」と思われるかもしれませんが、それは違います。

筆者のような多少なりともITをかじっている人間からすれば、「IT全然知りません」という人を雇うのは怖いです。

履歴書欄に「ITパスポート」と書いていれば、口だけでなくとりあえず最低限は勉強したことの証明になります。

まとめ

今回は、ITパスポート試験」が「意味ない」「ゴミ」と言われる理由について書きました。
ITパスポート試験はディスる人もいますが、間違いなく有益な試験です。

もし良ければ受験を考えてみてはいかがでしょうか。

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