行政書士試験で最も重要なのが行政法です。
行政法は最も出題数が多く、しかも民法などに比べると得点がとりやすいことから、行政法できっちり得点することが行政書士試験の合格の鍵です。
しかし、そんな行政法といえど、そこまで簡単ではありません。
そこで、今回は行政書士試験に独学で半年合格した筆者が、行政法の勉強法や対策・覚え方などを詳しく解説します。
行政法の対策
行政法に限らず、行政書士試験の対策の基本は暗記です。
問題演習も大切ですが、きっちり覚えることをベースに勉強していくことが大切です。
条文をきっちり覚える
一番大事なのは条文を覚えておくことです。
行政法の条文は数がそれほど多くありません。しかし、数が多くないのに問題がたくさん出ます。
ということは、細かいところを問われる可能性が高いということです。
そのため、大枠だけでなく、細かい規定まできっちり覚えておく必要があります。
行政訴訟の類型に注意する
取消訴訟や無効等確認訴訟、義務付けの訴えなどの種類があります。
どんな場合にどの訴訟をするかをきっちり覚えておきましょう。
記述でも問われやすいので、きっちり押さえておきましょう。
日数を覚える
審査請求など、「~日以内に」といった規定が多く出ます。記述でもよく出題されます。
たくさん数字が出てくるのでややこしいですが、意識してきっちり覚えましょう。
行政法の勉強法・覚え方
少しでもとにかく毎日やる
暗記のコツは毎日やることです。繰り返すことで記憶は定着しやすく、しかも忘れにくくなります。
長時間やる必要はないので、毎日少しずつでもやりましょう。
表を活用する
似たようなもの、ややこしいものなどは表を作ると覚えやすいです。
例えば、こんな感じです。
聴聞 | 弁明の機会の付与 | |
審理方式 | 口頭審理 | 書面審理 |
通知方式 | 書面 | 書面 |
通知に伴う教示 | 必要 | 不要 |
代理人の選任 | ⚪︎ | ⚪︎ |
参加人の参加 | ⚪︎ | × |
文書等の閲覧 | ⚪︎ | × |
審査請求 | 制限あり | 制限なし |
間違い直しノートを作る
問題演習で間違えたものをノートやプリントなどにまとめておくと、苦手なところを効率的に覚えることができます。
ちょっとした空き時間などに補強ができるため、非常におすすめです。
まとめ
行政書士試験の行政法の対策や勉強法、覚え方などを紹介しました。
行政書士試験に合格するためには、行政法で得点を稼ぐことが重要です。
民法や商法などに比べると、範囲が狭くて出題数が多いため、効率よく得点ができます。
とはいえ、細かいところも聞かれるので、妥協せずにしっかり覚えることを意識してください。
色々工夫しながら、自分に合った方法を見つけてくださいね。