本日は、音声に一括でエコー(リバーブ)をかける方法を解説します。
ソフトを使う方法とソフトを使わない方法の2つ紹介します。
Windowsユーザ向けの記事であることをご留意ください。
Audacityを使う方法(インストール必要)
この方法は音声データそのものにエコーをかける方法です。
そのため、スマホや音楽プレーヤーで再生してもエコーがかかった音を聞くことができます。
Audacityをインストール
「audacity-win-3.1.3-64bit.exe」というファイルがダウンロードされるので、開きます。
あとは指示通りにインストールを進めてください。
マクロの作成
Audacityを開くとこのような画面になります。

右上の「ツール」を開いて「マクロ」を選択してください。

この画面が出たら、「新規」をクリックします。

「新しいマクロの名前を入力」と出るので適当な名前を入力して「OK」を押します。

私は「リバーブ」という名前にしましたが、何でも構いませんよ!!

先ほどつけた名前のマクロが生成されました。これをクリックした後、右側の「編集」をクリックします。

このから「リバーブ(R)」というコマンドを選択し、「OK」を押します。
「リバーブ」と「リバーブ(R)」があるので注意してください!!「リバーブ(R)」の方です。
もう一度、「編集」を押して今度は「MP3として書き出し」というコマンドを選択して「OK」を押します。
ここまで進むとこんな感じになっているはずです。

ここまで来た方は「保存」して画面を閉じましょう。
これで準備が完了しました。
一括でエコーをかける
「ツール」を押して「マクロの適用」の「パレット」を開きます。(必ず「パレット」を開いてください)

先ほど作ったマクロがあるので、クリックで選択した後、「ファイル」をクリックします。
ファイルの中からエコーをかけたいファイルを選択してください。
「Ctrl」キー + 「A」キー を押したまま選択すると、フォルダ内のすべてのファイルを一括で選択できます。
選択出来たら「開く」を押します。処理が終わるまでしばらく待ちましょう。
処理が終わったら、エコーがかかった音声が保存してあります。
保存場所は初期値では C:\Users\ユーザ名\Documents\Audacity\macro-output となっています。

「エクスプローラー」をまず開いて、「ドキュメント」「Audacity」「macro-output」の順に開いていけば見つかります。
これで終了です。
HD オーディオマネジャーを使う方法(インストール不要)
「HDオーディオマネジャー」を使う方法を紹介します。
インストール不要なのですぐできます。
ただし、Windowsパソコンで音声を再生するとき以外は使えない方法です。
スマートフォンなどでは使えないので注意してください。
タスクバー(画面の一番下に表示されているバー)の検索ボックス または [Windows]+[S]キーを押して「HDオーディオマネジャー」と入力し、表示されたらクリックします。
HDオーディオマネージャが開いたら「サウンドエフェクト」のタブを開いてください。

「環境」のところに色んなものが表示されているので、好きなものをクリックしてください。
音声を流すと、エコーがかかっているはずです。
この状態で音声を再生すれば、すべてエコーがかかった状態にできます。
解除したい場合はこの画面をもう一度開いて「リセット」を押しましょう。
まとめ
音声にエコー(リバーブ)を一括でかける方法を紹介しました。
TOEICのリスニング対策などにも有効なので、ぜひ活用してくださいね。