海外の文献を読んでいると、近年ファッションの話でcapsule wardrobeという用語が出てきます。
欧米のファッション業界では注目されつつあるようです。
今回はcapsule wardrobeという言葉の意味やその背景などを詳しく解説します。
capsule wardrobe の意味
capsule wardrobeとは「ある程度コーディネートできるように作られた最低限の衣服一色セット」のことです。
capsuleは「カプセル」ですが、「コンパクトにまとめる」というニュアンスで使われています。
wardrobeは「クローゼット」という意味です。
たくさん服を持つことなく、ファッションを楽しむ方法として注目されています。
広まっている背景
ファッション業界は、残念ながら、「環境に悪い業界」と言われています。
まだ着れる服を廃棄したり、「流行」をころころ変えることですぐに服を買って捨てる構図を作っていることが批判されることもしばしば。
そこで、「最低限の服」でいろんな組み合わせでファッションを楽しもうという風潮が出てきたのです。
補足
英語で “less is more” という表現があります。これは「ものは少ない方がいい」という意味です。
SDGsの台頭もあって、ものを買いすぎない、最低限のものを使う風潮が出てきています。
日本でもいずれ広がっていくかもしれません。
さいごに
capsule wardrobeという言葉を紹介しました。
日本ではまだ注目度が低いですが、節約になりますし、環境にもやさしいので、やってみてもいいかもしれませんね。