IT社会の発展に伴って、益々人気が高まっているのが基本情報技術者試験です。
基本情報技術者試験では、ITの基本的な知識について問われます。
コンピュータやインターネットに関する用語が問われるのはもちろんですが、コンピュータの大元になっている計算方法や処理方法、いわゆる「基礎理論」の部分も出題されます。
しかし、基礎理論は難しいと感じる方は少なくありません。
そこで「基礎理論を捨てる」ということを考える方もいると思われます。
そこで、基本情報技術者はもちろん、応用情報技術者にも合格している筆者が
これらを徹底的に解説します。
最後までご覧くださいね。
基礎理論を捨てるのはアリ!?
ナシではない
ちゃんとアリって言ってよ!!
基礎理論を捨てるのは「ナシではない」です。
基礎理論は基本的に午前試験にしか出題されません。
午前試験は6割取れば合格ですから、4割は間違えることができます。
基礎理論はたくさん出題されるわけではないので、仮に捨てたとしても十分合格は可能です。
じゃあ「アリ」じゃん!
そうとも言い切れません。
理由は2つあります。
①他の分野をより定着させる必要がある。
捨てる分野があるということは、他の分野でミスを少なくする必要があります。
それは簡単なことではありません。最初から90点満点で受けているようなものです。
②応用情報技術者試験など、今後のレベルアップのためには避けられない
応用情報技術者試験では基礎理論の問題を捨ててるようでは、合格はかなり厳しいです。
今後より難しい試験を目指している、あるいはエンジニアの方は(言い方は悪いですが)この程度で避けているようでは先が思いやられます。
基本情報の基礎理論が難しい理由
いわゆる「数学」だから
数学が苦手な人は多いですが、基礎理論はいわゆる数学の問題が結構出ます。
大学受験などで数学をある程度しっかりやった方にはそれほど難しい問題ではありませんが、数学に馴染みがない方にはやや難しいです。
話が抽象的すぎる
基礎理論は話が抽象的なのでイメージしづらいです。
例えば、ビット計算(2進法で計算するもの)は、あまりピンとこないですよね。
コンピュータの内部では間違いなく行われている話でも、我々は一切見ることはありません。
そういう意味でちょっと分かりにくい話です。
暗記だけで解けない問題も
基礎理論はその場で考えて解く問題も多いです。そのため、実際に問題を見てからどう解くかを考える場合があります。
つまり、何も思いつかなければ解けないわけです。
基本情報の基礎理論を解くコツ
基礎理論を捨てないと決意した方は立派です。
しかし、基礎理論を解くにはどうすればいいのでしょう。
簡単にコツを紹介します。
①しっかり暗記する
用語やその意味を暗記するのは基本なのですが、意外とできていないものです。
「基礎理論」って数学だから暗記科目じゃないでしょ?
「暗記科目じゃない」というのは「覚えなくていい」という意味ではないわ
暗記だけでは解けない問題は確かにありますが、意外と「ちゃんと覚えていれば解ける」問題が多いです。
本当に覚え忘れがないか、ちゃんと用語の意味がわかっているかを確認しましょう。
②ある程度パターンを抑える
基本情報の基礎理論は、数学の問題としては実はあまり難しくありません。
そのため、パターンもそれほど多くありません。
過去問を使ってある程度のパターンに慣れておくことで、本番でも解ける可能性が上がるでしょう。
まとめ
今回は基本情報技術者試験の基礎理論を捨てるのはアリか、基礎理論が難しい理由や解くコツを紹介しました。
基礎理論は捨てるのもアリですが、先のことを考えると安易に捨てない方がいいこともあります。
過去問をやればなんとかなる場合が多いので、過去問を使ってしっかり学習しましょう。