データを保存したり、持ち運びしたりするのに便利なUSBメモリ。
今では比較的大容量のものでも安く手に入ります。
「○○は大きすぎて対象のシステムファイルに入りません」って表示されるんですが…
USBメモリの容量はオーバーしていないのに、「○○は大きすぎて対象のシステムファイルに入りません」と表示され、ファイルサイズ上限によってファイルをUSBメモリに保存できない場合があります。
そこで、今回はUSBメモリのファイルサイズの上限に対する対策と、上限をなくすの具体的な手順を解説していきます。
USBメモリのファイルサイズ上限
USBメモリ(28.9GB)にzipファイルでバックアップデータ(26.9GB)を保存しようとしたところ、「ファイル‘Data.zip’は大きすぎて対象のファイルシステムに入りません」と表示されました。
そこで、このUSBメモリにファイルを保存できるように、作業をしていきます。
簡単です!1分で終わりますよ!
USBメモリにファイルサイズ上限がある原因
具体的な作業の話の前に、USBメモリにファイルサイズ上限がある原因を簡単に書きます。
興味ない方は読み飛ばしてくださいね。
今回の原因はズバリ、「ファイルシステム」です。
ファイルシステムって何?
ざっくりいうと「OSがどうやってファイルを格納していくかの方式」の事です。
例えば次のようなものがあります。
FAT32 | 1ファイル4GBまでの上限がある。 |
NTFS | 容量制限はないが、基本Windowsのみに対応。 |
exFAT | 容量制限はない。WindowsやMacに対応。 |
他にもいろいろあるので、気になった方は調べてみてください。
今回はUSBメモリのファイルシステムがFAT32であったため、大きいファイルサイズのファイルが保存できなかったのが原因です。
USBメモリのファイルサイズ上限をなくすための手順
①エクスプローラーで対象のUSBメモリを見つける
エクスプローラー(ファイルソフト)で対象のUSBメモリを見つけます。
基本的に左側に表示される「PC」をクリックすれば「USBドライブ」や「リムーバブルディスク」などの名前で表示されています。
②USBメモリ内のデータをPC本体などに移しておく
USBメモリにデータを保存している場合は、一度別の場所に移しておいてください。
次の作業でデータが消えてしまいます。
データが入ってない、または消しても問題ないデータのみ場合は次に進みましょう。
③USBメモリをフォーマットする
USBメモリのところで右クリックして「フォーマット」を選択します。
「ファイルシステム」を「NTFS」にしてから「開始」を押します。
数秒~数十秒で完了します。
これで無事にUSBメモリのファイルサイズの上限をなくすことができました。
まとめ
USBメモリのファイルサイズの上限はファイルシステムが原因であることがほとんどですので、フォーマットしてファイルシステムを変更することで解決します。
大きなファイルをUSBメモリに保存する際は是非やってみてくださいね。