Stable Diffusionで好みの画像を作るのに便利なLoRA。
色々なLoRAが出回っていますが、自分が欲しいものがない場合、困りますよね。
そこで、今回は、Goole Colab上でLoRAを簡単に作る方法を紹介します。
LoRAを自作する事前準備
画像を用意
学習に使う画像を8枚程度用意しておきます。画像の大きさはバラバラでもいいですが、小さすぎるとうまくいかないようです。
用意した画像をzipファイルにする
用意した画像をzipファイルにしておきます。ファイル名は自由です。
zipファイルをGoogleDriveにアップロード
作ったzipファイルをGoogleDriveにアップロードしましょう。
どこでもいいですが、フォルダを作っておいた方がわかりやすいです。
GithubからGoogle Colabのノートブックを開く
Linaqruf氏が作成したkohya-trainerのノートブックを使います。
アクセスすると、少し下に「Kohya LoRA Dreambooth」と書いてあるので、Open in Colabをクリックします。
Google ColabでのLoRAの作り方
先ほど開いたノートブックを上から順番に実行していきます。
基本的には、デフォルトの設定で実行してください。
以下に注意点を列挙するので、見ながら実行してください。
特に言及がない部分は、そのまま実行してください。
Install Dependencies
Install Dependenciesの欄のmount_driveにチェックを入れて実行します。
Start File Explorerをスキップする
Start File Explorerという項目があります。
実行せずに、そのまま次に行きます。
Download Available Model
Download Available Modelという欄があります。
2つ欄がありますが、好きなものを選べばいいです。迷った場合はStable Diffusionを選べばいいと思われます。
Download Available VAE
実行しなくてもいい部分ですが、使った方がいいので好きなものを実行します。
stablediffusion.vaeを選ぶといいと思われます。
Unzip Dataset
zipfile_urlのところに、用意した画像のzipファイルのパスをコピペします。
左側のファイルマークをクリックすると、ファイルの一覧が表示されるので、目的のファイルを探して右クリック→パスをコピー→zipfile_urlに貼り付けします。
通常であれば/content/drive/MyDrive/…となります。
Image Scraper をスキップする
Image Scraperのところはスキップします
Model Configの設定を変更
①project_nameを自由に入力します。英数字を使います。
②pretrained_model_name_or_pathに/content/pretrained_model/にあるモデルのパスをコピーして貼り付けます。
③output_to_driveにチェックを入れてます。
Start Trainingまで実行
Start Trainingまで実行します。
完成したLoRAのファイルを確認する
Google DriveにあるLoRAフォルダのoutputフォルダを確認してください。
⚪︎⚪︎.safetensorsというファイルがあれば、できています。
Google ColabのStable DiffusionでLoRAを適用する方法
以下のコードをStable Diffusionで実行するときのコードに加えてください。
青文字のファイル名は自分が作成したファイル名に変えてください。
!cp /content/drive/MyDrive/LoRA/output/⚪︎⚪︎.safetensors /content/stable-diffusion-webui/models/Lora
まとめ
今回は、LoRAをGoogle Colab上で簡単に作る方法をご紹介しました。
いろんなLoRAを作って、遊んでみてくださいね。