ITの国家試験として人気が高まっているのが基本情報技術者や応用情報技術者です。
一般的に、基本情報技術者に合格した後に応用情報技術者を受験します。
応用情報技術者をいきなり受けたらダメなの?
応用情報技術者を目指している方は、基本情報技術者を受けずに応用情報を受験するという選択肢もありますが、果たして合格できるのでしょうか?
そこで、基本情報技術者、応用情報技術者の両方に合格している筆者が、「基本情報技術者」を受けずに「応用情報技術者」を受けることのメリットやデメリット、合格できるのかなどを詳しく解説していきます。
基本情報技術者と応用情報技術者の違い
基本情報技術者 | 応用情報技術者 | |
形式 | CBT方式(選択式) | 午前:選択式 午後:記述式 |
問題数 | 科目A:60問 科目B:20問 | 午前:80問 午後:11問中5問を選択 |
試験時間 | 科目A:90分 科目B:100分 | 午前:150分 午後:150分 |
試験実施時期 | 通年 | 年2回(春/秋) |
基本情報技術者と応用情報技術者の大きな違いは試験形式と試験の実施時期です。
基本情報技術者はCBT方式といってパソコンを使って選択式の問題を解きます。
応用情報技術者は午前はマークシートの選択式、午後は記述式です。
実施時期についても、基本情報技術者は毎月受験できますが、応用情報技術者は年2回しか受験できません。
試験範囲は違うの?
少し応用情報の方が試験範囲が広いけど、大まかな内容はほぼ同じね
基本情報を受けずに応用情報は受かるの?
基本情報と応用情報は内容自体はそこまで大きな差はありません。
どうせ応用情報技術者を受けるのであれば、基本情報を飛ばしてしまっても大きな問題はありません。
人によっては「選択問題でプログラミングやアルゴリズムの問題を回避できる分、応用情報の方がやりやすい」という方もいます。
基本情報を受けないで応用情報を受けるメリット・デメリット
迷っているなら基本情報を受けた方がいい
基本的には基本情報技術者を受験することをおすすめします。
基本情報の方が範囲が少し狭く、問題もそこまで難しい問題は出ないので、すんなり受かりやすいです。落ちてもすぐ受け直せるのも嬉しいですね。
応用情報技術者の勉強をいくらやっても、落ちてしまったら履歴書には何も書けません。(もちろんそれが全てではないですが)
とりあえず、「基本情報技術者」と履歴書に書ける状態にしておいた方が安心だと思います。
まとめ
基本情報技術者と応用情報技術者の違い、基本情報を受けずに応用情報を受けることについて詳しく解説しました。
筆者としては基本的には基本情報技術者から受けることをお勧めします。
IT界において、資格は結構重要ですので、自分に合ったものを選択してキャリアパスを描いてください。