法律系の国家資格として一番取り組みやすい資格の一つが行政書士です。
行政書士試験は年齢や性別関係なく受験することができます。
就職などを控えて、何か資格を取ろうと思っている大学生も多いことでしょう。
そんな大学生にとって行政書士試験はおすすめなのでしょうか。合格者の筆者が解説します。
大学生は行政書士資格をとった方がいい?
あくまで筆者の個人的意見ですが、特段の理由がない限り、大学生は行政書士資格を取る必要性は低いです。
以下にその理由を紹介していきます。
それほど就職に有利な資格ではない
一般的な企業を受験する場合、就職に役立つ資格は語学やIT系の資格、簿記などです。
行政書士の資格は就職ではそこまで評価されないので、同じ手間ならIT系の資格や簿記などを取得した方が良いと思われます。
教材費・受験料などが高い
行政書士は試験範囲が広く、多くの教材が必要です。
独学でも2万円程度はかかるでしょう。
受験料も1万円程度するので、他の資格よりもお金がかかってしまいます。
年1回しか受験できない
行政書士試験は年1回しか受験できません。たとえば応用情報技術者試験は年2回受験できるため、行政書士試験よりも再チャレンジしやすいです。
他の資格よりもチャレンジしにくく、落ちた時にもう1年待つ必要があります。
難易度が高い
シンプルに、行政書士試験は難易度が高いです。合格率は10%~15%です。
応用情報技術者の合格率が20~25%であることを考えても、他の資格に比べても難易度が高いといえるでしょう。
行政書士資格がおすすめの人
基本的には大学生が行政書士試験を受けるメリットはそれほどないと言えます。
ただ、行政書士資格がある程度おすすめな人もいますので、紹介していきます。
法律系学部の人
法律系学部で勉強している人はそこまで追加学習の負担がなく資格を取得できます。
しっかり大学で学習したことの証明にもなるので、受験しておいても損はないです。
独立を考えている人
行政書士は取得後すぐ独立開業できる資格です。
ある程度大変ですが、独立を視野に入れているなら取得してもいいですね。
大学生の行政書士の勉強法
テキストを1冊好きなものを購入しましょう。
法改正があるので、できれば最新版を購入してください。
テキストはたくさん買うよりも1冊を完璧にすることが大切です。
何度も読み返して、色々書き込みながら勉強してください。
問題集は選択式の問題集を複数と記述式の問題集を1つは買いましょう。
記述式問題集は9月くらいから始めれば問題ないです。
また、判例集も1冊は買ってください。
1問1答の問題集も1冊持っておくと安心です。テキストの定着にすごく有効的です。
また、大学生で法学部系の授業がある大学なら民法や行政法などの授業を受けに行ってもいいと思います。
大学生の特権なので、是非利用してください。
まとめ
大学生で行政書士試験を受ける場合、法学部の方や早く独立したい方におすすめです。