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将棋ウォーズのスプリントは互角じゃない問題

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将棋

最も人気の将棋アプリ「将棋ウォーズ」に新モード「スプリント」が搭載されました。

スプリント」とは将棋の中盤の互角の局面からスタートする画期的な対局モードです。

有料会員限定の機能でしたが、2025年4月1日から無料会員にも開放されています。

そんな「スプリント」ですが、対局していると「明らかに互角とは思えない局面」がまれに登場します。

今回は将棋ウォーズのスプリントは本当にすべて互角の局面なのかを検証してみました。

将棋ウォーズの公式サイトの説明

「棋神」が10億局の棋譜から中終盤の互角に近い形勢の局面を抽出し、 10億局の棋譜がある将棋ウォーズだからこそ体験できる、対局開始からいきなりクライマックスの互角の中終盤戦を提供します。

将棋ウォーズ公式サイト(https://shogiwars.heroz.jp/topics/67eb52d9d170da6d25f57900)

つまり、棋神が分析した結果、ほぼ互角の局面を抽出しているということです。

局面を別ソフトで分析してみた

スプリントで対局していて、互角じゃなさそうな局面が1度登場したので、「棋神アナリティクス」で分析してみました。

将棋ウォーズの「スプリント」の互角じゃない局面
スプリントの評価値

最善手を指した場合、+452です。これは勝率68パーセント相当です。(8ニ歩の方が評価値はいいですが、最初の候補手を採用します)

互角の範疇を超えて、先手優勢と言えそうです。

Haoでの評価値

別ソフトでも検討してみました。ここではHaoを使用してみます。1分で読んでみました。

Haoでの評価値

先手優勢の+874です。勝率81%相当です。

基本的には先手が優勢の局面だということが分かりました。

将棋ウォーズの棋神での分析

先手に少し振れていますが、互角の範疇です。評価値だと+110くらいです。

「棋神での解析で互角の局面」という説明はあながち間違いではなさそうです。

評価値の差の原因

①局面の解析が不十分

棋神での解析が不十分の可能性があります。棋神は短時間で解析したり、候補手を出したりするので、もう少し長い時間解析すれば変わるかもしれません。

②ソフトの強さが不十分

棋神に使われているソフトはPonanzaです。一時期は最強ソフトでしたが、現在ではTop10にも入らないというのが現状です。

結論

将棋ウォーズの「スプリント」は現在の最新ソフトで分析すると「互角じゃない」局面がまれにあります

もちろん、互角の局面の方が圧倒的に多いので、ゲーム性を損なうほどではありませんが、「互角じゃない局面からスタートしている場合がある」ということは頭に入れておくといいかもしれません。

現在はまだリリースされたばかりなので、多少の不具合等は仕方がないことです。
今後改善されていくと思われるので、おおらかな目で見守りましょう。

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